鋳鉄製品にしか出せない「味」がある
厚みのある鋳鉄製のスキレットは、熱がゆっくりじっくり伝わるので食材の旨みをグッと引き出してくれます。料理の温かさを保ってくれるので、そのままテーブルに出してもOK!食卓もお洒落に華やかになります。
我が家は、LODGE(ロッジ)の26cmサイズ※1 を愛用しています。アメリカの友人からのプレゼントなのですが、向こうだと新品は安く、油が染みて年季の入ったスキレットの方が高値で売っていることもあるのだとか。それだけ使い込むほどに料理を美味しく作れるようになるという魔法のような鉄鍋。友人曰く、鉄で出来ているので、トマトのような酸味の強いものを入れておくと錆びてしまうこともあるので気をつけてね、とのことでした。そしてこれはもっと驚きだったのですが、調理することにより鉄分の摂取が出来てしまうというのだから驚きです。
※1:製品サイズは、10 1/4インチ(10.5インチ/外径26cm)です。
手間暇かけて世界にひとつだけのスキレットに!
まず使う時はシーズニングという「油ならし」を行います。煙が出るまでしっかりスキレットを焼き切り、そこに油を垂らしてコーティングします。スキレットによってはシーズニング済みで、慣らし作業無しにすぐに使えるものもあります。
このお手入れは料理後にもサッと行います。それだけで何年・何十年と使えると思うと、ちょっぴり愛おしい時間のように思えるのです(私の感想です)
水分が残っていたり、油のコーティングがされていないと、そこから錆びてしまったりするので空気を遮断するイメージで行います。
次回、料理をする時にもしっかり煙が出るまで熱してから焼けば、焦げ付かずにお店のような綺麗な焼き色になります。
おすすめのスキレット料理
フリッタータ(イタリアンオムレツ)
キッシュよりもしっかりとした卵の生地にたっぷり野菜が入っていて、大人のおつまみや小さい子にもオススメです。トマトソースやケチャップをかけても美味しく召し上がれます。
《材料》
- たまご 6個
- 生クリーム (なくても良い、牛乳や豆乳でも代用可) 大さじ2
- パプリカ ½個
- ブロッコリー ½株
- ハーフベーコン 8枚
- 粉チーズ 大さじ4
- コンソメ 小さじ1
- 塩 小さじ½
- バター 10g
《作り方》
- 材料を1cmくらいの大きさに刻む
- 卵をボウルに入れて溶きほぐし、バター以外の材料を全て入れる
- フライパンを強火で熱し、バターを入れて溶けたら、卵液を一気に入れる
- 平らにならしたら、蓋をして10分弱火で加熱する。
- 火を止めて10分くらい放置して、爪楊枝を刺して何もついてこないようなら火が通っているので完成!
- 焼きたてよりも冷えてシットリしてからの方が切りやすいです。前日に仕込んでパーティー料理にするのもオススメです。
目玉焼き
外はカリカリ、中はトロ~リ。ウインナーやベーコンなどの脂で一緒に焼くと更に美味しさがアップします。
パンケーキ
熱が均一に入るので、焼き色もキレイになりますし、なによりふっくらしっとりと仕上がります。
ハンバーグ/ステーキ
下からだけではなく横からも火が入るので、お店の鉄板で焼いたような美味しさに!厚みのあるステーキなどもオススメです!
フライ
深さのある鍋なので揚げ物もOK!温度が高くなりすぎないよう弱火で揚げます。
アヒージョ
そのままテーブルに出しても温かさが続きますし、見た目もかわいいです。
その他にも、そのままオーブンに入れられるので、パンを焼いたり、スキレットにオーブンシートを敷いてケーキを焼いたり幅広く調理することができます。アウトドアでも活躍するので小さいサイズや両手鍋タイプも揃えたいなと考えています!
おすすめのスキレットとサイズ
LODGE CAST IRON 10.25 / ロッジ キャストアイアン 26cm
私が使っているのと同じLODGE(ロッジ) のスキレットはこちら。
家族が多い方にもオススメです。
LODGE CAST IRON 9 / ロッジ キャストアイアン 22.9cm
ひと回り小さくて使いやすいサイズはこちら。
普段使いにピッタリです。
最後にひとこと
スキレットは一家に1つあるだけで長く幅広く使えます。お手入れは最初は面倒かもしれませんが、慣れてくると自分だけのスキレットになるのが楽しく愛おしい時間へと変わります。素材の美味しさを引き出す力は抜群なので、是非スキレットを活用してみてくださいね!
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